2015年07月29日
妊娠中に着物を着るのは何かと不安があるかと思います。補正ですっきり見せる方法や、ラクに着られる方法をご提案します。実際に妊娠中に着物を着られた花嫁さまのご紹介もご覧ください。
妊娠中でも着物は着ることができます。
着物はマタニティとの区別がなくフリーサイズです。
妊娠前期のお着付け
妊娠前期はツワリがあるので胸回りを絞めつけ過ぎない様に調節し、お着付けします。
妊娠後期のお着付け
妊娠後期お腹がセリ出てくるためアンダーバストとお腹の隙間が平になるようにコットンなどで補正します。そうすることで着崩れなく綺麗に着物を着ることができます。

補正箇所
ラクに着られるポイントは「簡易掛下」
例えば白無垢を着る場合、白無垢の下にはもう一枚白の着物を着ています。それを「掛下」と言います。通常、掛下を着る場合、襦袢・掛下・帯の順に着付けをします。「簡易掛下」の場合は、襦袢と掛下が1枚につながっており、帯は造り帯になります。その為、一枚着物を少なく着ることになり腰紐の本数も減り、締め付けが緩和されます。帯もマジックテープで止めつけるだけなので、ラクに着ることができます。また、簡易掛下の場合は上下二部式になっています。重さが分散され軽量となるため、妊婦さんの負担をさらに軽減します。

簡易の襦袢&掛下セット
通常2枚重ねて着る"花嫁襦袢"と"掛下"が一枚になっており、さらに上下に分かれています。腰ひももゴム仕様で調節が可能です。

造り帯
後ろはマジックテープで止めます。帯揚げ・帯締めはすでに帯に縫い付けてあるのでワンタッチでつけることができます。
和装は帯があってお腹が目立ちにくく、また、白無垢や色打掛は上から羽織るものなので、さらに目立たなくなります。軽く、着心地を重視した衣装を選ぶと、なお、快適に式を過ごせます。さらに、重さのあるお鬘でなくても、洋髪スタイルで綿帽子もかぶることができます。
実例紹介
妊娠8か月で神前式をされたN様。簡易の掛下を使用し、快適に挙式を挙げられました。白無垢姿でもお腹のふくらみは全くわかりませんでした。

